SSLとはホームページのデータを暗号化する技術・仕様のことです。
弊社のホームページ制作にもオプションとして、ホームページのSSL化がございます。
SSLについて、少し詳しく紹介します。
ホームページのSSL化は必要か不要かの参考になれば幸いです。
SSL概要
冒頭で「SSLとはホームページのデータを暗号化する技術・仕様のこと」とお伝えしました。
もう少し詳しくご説明します。
前提として、インターネットの通信は第三者が簡単に盗聴することができるという事実があります。
防犯上詳しい話は控えますが、パソコンやスマホからホームページを閲覧している際に盗聴するスニフィング等は有名な手法です。
そもそもですが、誰でも見られるホームページをわざわざ盗聴する必要などあるのでしょうか?
盗聴で狙われるのは、お問い合わせフォーム等に入力されたデータです。
弊社にもお問い合わせフォームがありますが、名前、メールアドレス、住所や電話番号等の個人情報を送信します。
これらのデータが盗まれて世界のどこかで保管されるのは気持ちのいいものではありません。
弊社のホームページにはありませんが、決済画面ではクレジットカード情報を入力します。
クレジットカード情報が盗まれるのは不正利用の原因になります。
と、インターネットで情報を入力するのは危険なことだと、まずはご理解ください。
そこで開発されたのが暗号化技術です。
ホームページ上でやりとりするデータを第三者が閲覧できない(閲覧できても判読できない)技術が開発されました。
暗号化技術にも色々と方法がありますが、簡単かつ完全な技術としてSSLが開発されました。
SSLはホームページ運営者がホームページに導入するものです。閲覧者がとくに何かするものではありません。
ホームページの暗号化の歴史はとても面白いもので長々と語りたいのですが、求められていないと思いますので割愛します。。
代わりにSSLについて知っていただきたいことをまとめます。
- インターネット通信は盗聴が簡単にできる
- SSLは盗聴を防ぐ技術
SSLのメリット
ホームページにSSLを導入するメリットを紹介します。
訪問者に安心を提供できる
インターネットユーザーが盗聴について危機意識を持っているとは思いません。
ですが、クレジットカード会社はSSL化していないホームページの危険性を喚起していますので、SSL化非対応のホームページは危険という認識は広まりつつあります。
ブラウザーには、SSL化しているホームページとしていないホームページで表記が異なります。
SSL化しているホームページのURL欄には、鍵マークと「保護された通信」という表記があります。
SSL化されていないホームページのURL欄にはiマークが表示され、クリックすると「このサイトへの接続は保護されていません」と表記されます。
SSLや暗号化などよく分からない人にとっても、鍵マークと「保護された通信」という文字は安心を与えますね。
WEB集客に有利
SSLに対応したホームページはGoogleやYahoo!の検索結果で上位に表示されやすいです。
これは、Googleが公表している事実です。
しかし、これは広く知られているので、多くのホームページがSSLに対応しました。
他のホームページがSSLに対応しているので、SSLのおかげで上位表示されることはないでしょう。
逆にSSLに対応していないと、他のホームページに比べて上位表示は難しいと考えられます。
インターネット犯罪の抑止
極論ですが、通信の盗聴をされて困るのはホームページの閲覧者です。
ホームページ運営者にとってはあまり困りません。
しかし、ホームページ運営者にも困る手口があります。
それは通信の改ざんです。
お問い合わせフォームから入力された内容を書き換えることも技術的には可能です。(お問い合わせフォームの内容を送信させないこともできます)
通信の改ざんは、ハッカーにとってメリットが少ないので、あまり聞きません。
ですが、いたずら目的で通信データの改ざんをするハッカーもいるようです。
SSL化はホームページ閲覧者だけでなく、運営者にとってもネット犯罪者から身を守ってくれます。
SSLのデメリット
SSLのデメリットと弊社の対応についても紹介します。
手間がかかる
サーバーにSSL化を適用するのは、かなり面倒です。専門的な知識も必要です。
対策:弊社ではオプションとしてSSL化対応を承っています。
維持費用がかかる
ホームページのSSL対応は毎年費用がかかります。
無料の方法もありますが、有料の方法ですと年間1万円以上はかかります。
対策:非営利団体の ISRG (Internet Security Research Group) が運営するLet’s Encrypt を使用することで、SSLにかかる費用を無料にしています。
無料のSSLと有料のSSLに暗号化の違いはありません。
通信速度が遅くなる
SSLはホームページのデータを暗号化するので、暗号化するための時間が余分にかかります。
対策:次世代通信のHTTP/2ではSSLによる速度減少は無視できるとされています。
弊社ではHTTP/2を採用し、SSLの速度減少にいち早く対応しています。
(参考:Ascii|シマンテックに聞いた常時SSLのメリットと移行への課題)
SSLに対応するには
SSLの重要性は今後増してくるでしょう。
SSL化の必要性を感じて頂けましたら、弊社にご依頼ください。
SLS化対応は5,000円のオプションとしてご用意しております。
弊社では、SSLの更新費用をお客様に請求することはございませんので、他社よりもトータルで安くなります。